正真の本業: 魅せられた 中国の人間国宝 

待に待った日がついにやって来ました

そうなんです!

本日 中国映画の全貌 2012

’變面この櫂に手をそえて’(ウー・ティエンミン監督)の最終上映日

いやぁ~素晴らしかったです

どれだけ多くの方がこの映画 

スクリーンで見ることを待ちわびた事でしょう

今日は昼前に 映画のオーディションがあったので

朝一で劇場に足を運び 整理券ゲットしましたcrown04.gif 

予想通り完売でした

それだけ価値のある 実に見応えある映画でした

朱旭(チュウ・シュイ)が演じる大道芸人

ワンは実に巧妙に作られ 

見てる人を飽きさせない 

状況に応じた人間の心理描写を

見事に事細かく描いておりました

この映画にかけた 役者生命みたいなもの 

を感じさせましたね

代々受け継がれた「變面ーへんめん」という芸の後継にと

行く末まで 考えていた一人息子を若い時に亡くし

‘變面王’と呼ばれながら 孤独に生きる老人の哀愁を 醸し出しながら

芸に命を賭け 強く生きようとする 前向きな ワンの姿に 心打たれました~

この芸を 自分の代で終わらしてはならぬと 考えたあげく

人身売買で男の子クーワー(チョー・レンイン)を買い

舟の中で暮らす二人の生活が始まるのですが ある日 クーワーが用を足す時

躊躇したところから 女の子であることが判明し これに激怒し あきれ果てた

老人ワンは 少女に有り金を渡し 一人舟旅に 出ようとするのですが 

少女クーワーは 櫂にしがみつき 

‘自分はこれまで 女の子だと分かると 捨てられ 

7回も 身売りに出された なんでもするから 置いて欲しい’と

哀願します このクーワーの姿に 涙が止まりませんでした

そして ここからが この映画の力強いとこで ワンはクーワーが

将来独り立ち出来るようにと 芸を仕込みます

 ’芸を身につければ生活はしていける 食うことは出来る’

クーワーに熱く語る ワンの 優しさ 本心が伺えました

過酷な鍛錬にも耐え 次第に芸にも磨きがかかり 大道芸における

二人の力強い口上は 今までとは違う 芸にかけた執念と生命力を感じさせます 

まるで別人のようでした ここは目を見張りましたね~

ある日、クーワーは 留守を任されてる時

不注意から舟を燃やしてしまいます

落胆したワンに 罪の意識からか 一人の男の子を連れて 

自分は去って行くクーワー

舟にひとりぽつんと佇む男の子を見つけたワンは 大喜びします

孫が出来た!!天からの授かりものだぁ!と 

しかし そんな幸せも 束の間~

この男の子 実は いいとこのお坊ちゃまで どこに消えたと 村中 大騒ぎ!

ワンは 誘拐犯と見なされ 投獄され 死刑の判決が下ります

自分は無実だと叫びながらも 拷問に耐え切れず やむなく警察の作り上げた供述書に

署名してしまいます

何故こうも同じことが どこの国でも 繰り返されてしまうのか

映画の中とは言え 憤りをおぼえました

獄中のワンの演技も見逃せません

「これも運命 受け入れるしかない」と呟き 悟りに入るところは

役者の生き様を感じさせます テクニックじゃないですよね~

水を飲んでうなだれるとこなんか これまでと違った

人間の弱さを 実に リアルに 映し出していました

少女クーワーは ワンの友人でもある 京劇俳優の芝居を鑑賞していた

軍のお客に 体を張って ワンの無実を訴え 釈放を求めます

願いは叶い みんなの前にワンは現れ ハッピーエンド bye03.gif

心地よく 最後まで 安心して見れました bye05.gif

しかし、 この變面 という技 凄いですよ~

一瞬にして仮面が変わるんです 何しろ はやい! 

この仕掛けは いまだに中国では 国家秘密として 守られてるようですね

「一子相伝」なので 後継は 男の子にこだわっていたようです

変面王を演じた 朱旭の變面も見事でした

あれだけの仮面の早変わり術 一体どれだけの 時間費やしたんでしょうね

並々ならぬ 御苦労が お有りであったことと思います

この映画で朱旭さん ’96東京国際映画祭で最優秀主演男優賞 

お取りになってらっしゃいます

私は映画を通じて 朱旭さんの持つ 人間のいろんな側面を学びました

つくづく自分の幼稚さに腹が立ち 情けない思いで一杯です

でもまた新たに課題も見つかりました

いい映画に出会えた とってもいい一日でした

おやじの旅はこれからです ハイ!

頑張ります!

乾杯wine.gif